1. 播種・施肥9月20日。北海道では早くも朝晩の 冷え込みが厳しくなり始める頃。 まだ収獲を控えた農作物がある畑もあるなかで、来年度収獲をする秋播小麦の播種が始まります。 1粒ずつ小さな種をきれいな列に沿って機械で播いていきます。真っ直ぐな列になるよう生産者さん熟練の技の見せ所です。 時期9月下旬 |
2. 出芽播種から7〜10日たつと小さな芽が 顔を覗かせます。 時期10月 | |
3. 越冬秋播小麦は冬の厳しい寒さを経験して、初めて実をつける成長をしてくれます。雪の下で来年の春がくるのをじっと 待ちます。 時期12月-4月 |
4. 融雪作業雪が多いと春が来てもなかなか畑の雪がなくなりません。雪解けの遅れで、小麦が雪の下で力尽きて病気に負けたり枯れたりしてしまわないように、融雪材を散布して雪解けを早めてやります。 時期3月-4月 | |
5. 雪解け長い期間雪の下で過ごした小麦がようやく顔を出します。 時期4月 |
6. 分播種のときに施された肥料で雪の下をすごしてきた小麦に新たに肥料を追加してエネルギー を補充してやります。夏の収獲に向けてこれからぐんぐん生育していきます。 時期5月 | |
7. 麦踏み麦がまだ小さい時期に、上からローラーで踏みつけてやります。こうすることで、刺激を受けた麦はエチレンという植物ホルモンを作りこのホルモンが茎を太くし、根張りを良くします。同時に伸びすぎも抑えるので、小麦が倒れるのを予防します。 時期5月上旬 |
8. 幼穂形成期小麦の収獲部分となる穂の赤ちゃん が、この時期に茎の中で作られます。 時期5月上旬 | |
9. 出穂・開花期大きくなった穂が茎の中から顔を出します。穂が出揃った時期から1週間ほどで、小さな白い花を咲かせます。 時期6月 |
10. 成熟期穂が色づいて、ロウ状になって登熟が進みます。7月の下旬くらいになると、北海道の畑は黄金色に輝いて収獲時期を迎えます。 時期10月 | |
11. 収獲作業収獲に適した水分になったところでコンバインで収獲作業を進めます。雨にあたって品質を落さないように、天気の良い日はもちろん、夜も休まず収獲を続けます。8月の10日頃まで収獲作業が続きます。 時期7月下旬-8月 |
12. 乾燥・調整選別収獲された麦は30〜35%の水分をもっています。これを乾燥機に入れて12%まで落します。 どんどん進む収獲にあわせて乾燥機もフル稼働です。 時期8月 | |
13. 収穫後〜堆肥散布収獲が終わった畑では、麦の茎などの残渣物の処理が行われます。ロール状にして牛の敷料として畑から運び出されたり、堆肥と一緒に畑にすきこまれて翌年植えられる作物の栄養源となるよう土に還元されます。 時期8月 |
14. 小麦粉製品小麦が製粉工場で粉に挽かれて袋詰めされると、お店に並ぶ小麦粉の完成です。 |