高品質の
じゃがいも
とは |
表面に傷がなく、形がきれい。(男爵などでは芽が深い)
重みがあるものは、デンプン価が高く、ほくほくしています。
芽が出たり、皮が緑色のものは避ける。
切ったときに、包丁にデンプンがつく。 |
じゃがいもの
起源 |
じゃがいもの起源は、標高3000〜4000mのアンデス山脈で、その後ヨーロッパで花を愛でる鑑賞用として栽培されておりました。日本へは、インドネシアのジャカルタを拠点に活動していたオランダ人が長崎に持ち込んだといわれています。この「ジャカルタ」がなまり「ジャガイモ」という語源になったようです。
じゃがいもは冷涼な気候を好むので北海道は栽培に適した地域で、日本一の生産量が栽培されております。 |
じゃがいも
づくりは
デンプン
づくり |
じゃがいもの味はでんぷんの含有量(ライマン価)に大きく依存しています。でんぷんが多いほど美味しいのです。でんぷんは土の中で「芋」が太っていくのと平行して細胞の中にゆっくりと蓄積していきます。当然、太っている期間が長いほどでんぷん量も多くなります。しかし、一般栽培では化学肥料主体の為「急速に肥大」するので、でんぷんの蓄積が追いつかず、結果、でんぷん含量の少ない「まずい芋」ができます。さらに、慣行栽培では収穫の前に「枯凋剤(除草剤の一種)」という農薬を散布して、強制的に地上部(茎や葉)を枯らしてしまいます。これは、大型機械で収穫するため茎葉はないほうがスムーズなことと、市場の規格(上限260g前後)に適合する芋をたくさん収穫したいので、強制的に肥大を停止させるという意味があります。
しかし、収穫の間際で農薬を散布して良いわけではありません。実際、枯凋剤を使用した芋からは残留農薬が検出されています。私どもは「自然枯凋」といって、芋が一生をまっとうし自然に枯れて、地下の芋が十分完熟してから収穫するよう指導しています。太りすぎた芋は規格外になり歩留が低下してしまうので、現在「太りすぎ」の芋ができないように栽培上工夫できないものかと、研究中です。 |
主な品種 |
男爵・メークイン・キタアカリ・とうや・十勝こがね・トヨシロ・ 北海こがね・
さやか・こなふぶき・紅丸 |
業務用製品
ラインアップ
(紙袋30kg)
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男爵
メークイーン
通常、一般のじゃがいも栽培では1シーズン(1作)に21回(成分回数、種子消毒含む)も農薬を散布します。これは、北海道という広大な面積で大規模に農業をやっているので「予防的に」農薬を散布しないとリスクが大きいからです。つまり、病気や害虫がいない状態で農薬を散布しているのです。
私どもは、まず何より作物が健全に育つように栽培し、生育中はなるべく頻繁に畑の観察を行い"やらなくても良い農薬"を省いて、必要最小限の散布回数で病虫害を防ぐように努めています。
具体的に、"1作で10回以下(成分回数、種子消毒含む)という条件で農薬を使用すること"と限定しています。
旬(出荷時期) :北海道産は9月〜翌年3月まで出荷しています。
・ 9月、10月:収穫したばかりのじゃがいもです。
・ 2月、3月 :貯蔵しておいたじゃがいものデンプンが糖分に変わり、甘みが出る時期です。
栽培方法: |
保存方法 |
日光に当たると有害物質(ソラニン)ができるので、暗いところに保存する。
3℃〜5℃で保存する。(0℃以下で保存しない。)
リンゴと一緒に保存すると発芽しにくい。 |
栄養 |
エネルギー源 でんぷん たんぱく質
ガン予防 クロロゲン酸
肌キレイ ビタミンC
高血圧防止 カリウム |
基本的な
調理法 |
土をきれいに落とし、ゆでる場合はゆでてから皮をむいて調理すると、栄養や旨みが逃げずにおいしく仕上がります。ジャガイモを冷凍するときはマッシュポテトにしてからにしましょう。 |
豆知識 |
でんぷんの含有量が多い、ほくほくしたジャガイモは沸騰してから20分程度で火が通ります。 |