|
道産米の 優位性 |
案外知られていませんが、コメの生産量は現在北海道が日本一です。100年程前入植者が「コメをつくりたい。自分でつくったコメを食べたい。」という強い熱意が現在の北海道の稲作の基礎となりました。戦後、食糧不足の時代が続き、食味より安定した収量を確保する為、寒い北海道では寒さに強いものが望まれつくられてきました。その流れで、北海道のおコメは安くておいしくないと言われ続けてきました。しかし、「きらら397」や「ほしのゆめ」、「ななつぼし」など、食味の良い品種が開発され、今では本州産のおコメと比べても味の差はほとんどなくなりました。昨年出てきた「おぼろづき」は「コシヒカリ」と比べても食味は劣りません。北海道の面積は新潟の7倍以上あるので、新品種ができれば日本一のコメのブランドになる日が来るかもしれません。 |
主な品種 |
ほしのゆめ
きらら397の上位品種。冷性に優れ、お弁当やおむすびに向いています。味、ツヤ、口当たり、粘りのバランスが良いお米です。
きらら397
粒が大きく、炊き増えします。汁気の多い食材と組み合わせてもふやけず、丼ものに向いています。
おぼろづき
やわらかい食感と強い粘りが自慢のお米です。お米のでんぷん質に含まれるアミロースを含む割合が少ないほど粘りが強いと言われており、一般的なお米が20%に対して、おぼろづきは14%となっています。
あやひめ
ねばりが強く、味がよい白いお米です。柔らかい食感があります。うるち米に混ぜることにより、ご飯の粘りが増し、食味が向上します。
|
栄養 | エネルギー源 でんぷん たんぱく質 ガン予防・コレステロール低下・高血圧防止 亜鉛 |
豆知識 | 米びつにコクゾウ虫が入ってしまった場合、米びつから出して日光に当てると虫が逃げます。 |