平成25年度作況総括
根雪期間は平年よりやや長かったが、小麦雪腐れ病の影響は少なかった。
4月上~中旬は平年並みの気温であったが、雨がちで圃場が乾く状態にならず、そのまま4月下旬~5月上旬は低温傾向となったため、馬鈴薯、ビートの初期生育は劣った。
5月中~下旬は気温が回復し小雨、6月上旬は適度に降雨があったため、豆類の播種および発芽は、過乾燥が生じた一部地域を除き概ね順調であった。
6月下旬の気温は平年より低かったが、7月に入り概ね平年並~高め、小雨多照で推移したため、小麦、豆類、馬鈴薯の肥大等は順調に進んだ。
7月下旬に大雨があり、収穫直前の小麦の倒伏が発生。この影響は、秋小麦で収穫の早い地域に品質低下を招いた。春まき小麦は比較的順調な収穫、品質であった。
7月下旬の大雨で金時・手亡においても中程度の倒伏が発生した。
8月中~下旬は雨がちであったため、色流れ・腐れなどの被害が出た。小豆・大豆においても倒伏は発生したが、収穫に及ぼす影響は限定的で、9月10月の散発的な降雨のため作業の遅れは見られたが、総じて平年並からやや良であった。
今年9月下旬の小豆の収穫風景