北海道のふところで本質に寄り添う農業をひたむきに
北海道の真ん中、十勝岳の麓の上富良野町で本質に寄り添い、自然農業、バイオダイナミック農法に取り組む約16haの農場です。
自然環境にとても恵まれているこの農場では、大雪山系の地下を通って湧き出る豊富な水資源、山々に囲まれた富良野盆地の厳しい夏と冬の気温の寒暖差も農作物を美味しく育ててくれています。
作物が必要とする栄養分は、作物自身が自然の土の中から選び、吸収して、作物は根っこから育ちます。人が過度な栄養を与えて、無理に太ってしまうような育て方は不自然だと思っています。だから、農薬や化学化合肥料などは(有機栽培で認められている農薬なども含めて)一切使用していません。微生物を元気にし、土の力の素になるミネラルや堆肥を使います。一般的に雑草と言われるような田畑に生える草花の根っこは、土を耕してふかふかにしてくれる大切な存在なのです。虫や草を畑から追い出すのではなく、その土壌に生きるすべての生命が本来持っている生きる力を尊重した農法です。
生物の多様性、尊重し合う地域社会。農場にかかわる人も、動物も、植物も、石も、星も、そのすべてが有機的に連動する場所が私たちのカミフラノイ農場です。