キクイモってなに?
キクイモってなに?
今、注目され始めているキクイモとはどのようなものなのでしょうか?
写真をご覧ください。これはアグリシステムのトカプチ有機農場でとれたキクイモです。
キクイモとはキク科ヒマワリ属の多年草で、塊茎部分が食用として利用されます。カナダ東部およびアメリカ北東部が原産といわれています。
17世紀初頭にヨーロッパに導入されました。現在でもヨーロッパにはキクイモを使うレシピが多くあります。日本には文久年間に導入され、明治初年に再導入されたものが全国各地に分布しています。注目を浴びたのは、第二次世界大戦の食糧難の中『作付統制野菜』に指定され、国民の飢えをしのぐ代用食として配給され広まったときです。
キクイモに含まれる”イヌリン”は糖分の吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑制するといわれています。この働きによりインスリンの分泌が少なくなり、腎臓の負担を減らすという特性が判明し今、再び注目されています。
このキクイモを利用した地域活性化が各地で行われ、色々な研究会が立ち上がっています。北海道で設立された研究会では、国内外の需要に対応した供給体制の確立を図り、産学官および地域連携を強化して6次産業化を目指しています。
アグリシステムでもキクイモの栽培を行なっています。今後、キクイモを使った商品を開発して行きます。